第19回 バクシーシ杯 結果
- 太郎 岡田
- 2019年9月1日
- 読了時間: 6分
結果のご報告が遅れまして大変申し訳ありません。。。
第19回大会は、18名の方々にご参加いただきました!
やはりお盆時期は皆さんご多忙なんですね。。。
来年は時期をしっかり再考します!

いつもより少ないご参加人数ながら、常連さんも新規ご参加の方々も相まみえてレガシー熱の高まりを感じますよ
【メタゲームBreakDown】
レンと6番が登場してからというもの、これを擁するRUGデルバーを始めとして4Cコントロール等ミッドレンジ~コントロール系のデッキが頭角を現してきましたが、最近はこれを受けて青白奇跡や赤単プリズンといったデッキが再興の兆しを見せるという、昨今稀有な大メタ変遷時期に差し掛かっています。
さて、そんな時世の中で魔境・三河のメタゲームは...
ANT2
マーベリック2
URデルバー2
4cコン2
黒単リア二
グリデル
赤単スニーク
赤単プリズン
BGデプス
奇跡
UB忍者
アルーレン
エルフ
土地単
なんとRUGデルバーなし!?
しぶとく生き残るANTとURデルバー、流行の4Cコン、根強い人気を持つマーベリックが各2名の使用にとどまり、他は全て別アーキタイプのデッキが占めるといった混戦模様!
レガシーの多様性と懐の深さが伺い知れますね。
【TOP8】
今大会のTOP8はこちらの皆様!

多数の常連さんが入賞されてますね...流石の実力!
入賞デッキは以下の通り:
土地単
黒単リア二
4cコン
赤単エルドラージ(デッキ非公開)
マーベリック
URデルバー
赤単スニーク
グリデル
見事にバラバラやんけ...
これほど多様な環境となると、やはり相手デッキへの理解力がキーポイントとなってきますね。
優勝:タケナカ ススムさん
使用デッキ:土地単

愛知屈指の土地単マイスター、タケナカ ススムさんが愛機で優勝!
《レンと6番》の居場所はやっぱりココ(土地単)だなと感じさせるデザインでありながら、登場当初は土地単で結果を見せれずにいましたが、ここにきてマイスターの手により戴冠完了!
定番どころのロームを削り、ギャンブルを3枚へ減量することで枠を確保しています。
特にロームは確定枠として4枚保持しがちですが、やはり達人は聖域にも躊躇なく踏み込めるだけの見識・技量がありますね...!
おめでとうございます!!
ちなみに主宰のレガシーデビュー戦はタケナカ ススムさんにお相手いただいたんですが、 この時記憶にあるのは土地単の一人回しを眺めているが如く奇麗にまっさらな主宰の盤面です。
準優勝:タケナカ トオルさん
使用デッキ:4Cコントロール

惜しくも準優勝のタケナカ トオルさんは4Cコントロールを選択。
かつて死儀礼のシャーマンが存命だった頃、これを擁した4Cコントロールがメタの一角を担っていましたが、件のシャーマンが無期懲役に服すと同時に弱体化→シーンからの退場を余儀なくされたことは、全国4000万人の死儀礼ファンの記憶にも新しいところかと存じます。
しかし レンと6番が登場したことにより、同様のコンセプトを持ったアーキタイプとして復活しつつあります。
タケナカ トオルさんのリストはグルマグのアンコウの代わりにタルモゴイフが採用されています。1T目のアクションが薄く、かつてほど墓地が肥えにくいためでしょうか。この採用思想の違いだけでも、勝率が大きく変わりそうですね。ゲームプランへの深遠な理解が感じられます...!
また、カウンターはFoWのみで後は多彩な除去とハンデスで肉付けされています。PW枠に新ナーセットが1枚とられており、昨今主流のフェアデッキへの意識が見て取れますね。
次回のご活躍を期待しています!
TOP4:イトウ ケンタさん
使用デッキ:マーベリック

イトウ ケンタさん のマーベリックは、主流の白緑+黒ではなく、+赤!
そしてこちらにも《レンと6番》の姿が…またM20からの新戦力《エルフの開墾者》が採用されています。
よくあるミッドレンジ型のマーベリックとは一線を画し、むしろ《暗黒の深部》コンボや土地ハメを強く意識した構成になっています。しかしながら基本パーツである《聖遺の騎士》や《ルーンの母》、《スレイベンの守護者、サリア》が採用されつつ、デッキ性質上早々に3/4へと変貌する《エルフの開墾者》を擁するため、これまでの太いクロックは健在。地上戦・コンボ・土地ハメ、と多彩な動きが可能になっていますね!独自のアプローチ、お見事です!
TOP4:オオスカ リョウタさん
使用デッキ:黒単リアニ

こちらは禍々しい黒単リアニ!
数あるリアニの型式の中でも、最もコントロール色が強いPOXタイプですね。
これまでの上位デッキにあるように、《レンと6番》が多数採用されているデッキ=《不毛の台地》による土地ハメとのエンカウントが懸念される中、定番の赤黒タイプには意外と土地ハメが有効ですが、このタイプならば土地はほぼ基本土地で影響はほとんどありません。唯一の特殊地形も《Lake of the Dead》のみで、着地と同時に使用することで最低限の仕事が期待できます。《集団的蛮行》が登場以来、2マナ域の最強ハンデス枠である《Hymn to Tourach》が減量される傾向がありましたが、こちらはガッツリ4枚採用!昨今の環境低速化に合わせたチューンとお見受けしました。メタゲームを見通したご慧眼、感服です!
TOP8:スミヤ タカユキさん
使用デッキ:赤単スニーク

愛知のMr.赤単ことスミヤさん、今回は赤単スニークを使用してのTOP8入賞!
界隈最強の赤単マスターと言っても過言ではないでしょう…
マナベースはかなり歪ですが、メインに《虚空の杯》をフル搭載し、各種マナブーストを採用することで相手を締めつつコンボパーツの早期着地を目指す戦略が見て取れることから、この構成にも納得です。もののけ姫からのタイムシフト《猪の祟神、イルハグ》が3枚採用されており、計11枚のスニーク態勢!弱点であった安定感も改善しています。特筆すべきは《世界棘のワーム》と《業火のタイタン》!後者は素出しを見据えての採用かと存じますが、まさかの前者を見かけることがあろうとは…!言わずもがな、《騙し討ち》や《裂け目の突破》との相性はグンバツ!マスターならではのSpicyなアプローチ、今後も期待してます!
TOP8:スズキ フミヤさん
使用デッキ:URデルバー

RUGデルバーや4Cコントロールの隆盛により、一時期より勢いが衰えたとは言えURデルバーはまだまだ健在!
スズキ フミヤさんが使用したURデルバーはお守り代わりの《削剥》をメイン採用せず、《呪文嵌め》《蒸気の絡みつき》を採用しています。また、通常2枚採用であることが多い《真の名の宿敵》を3枚へ増量し、継続的クロックを確保していることが特徴的。リストの見た目以上にプロアクティブな思想が伺い知れます。サイドにはPoPが2枚採用され、特殊地形を多用するデッキを一気に咎めていくスタイル。たしかにこれらのデッキは緑を有していることが多く、サイドからエンチャント破壊が取られることを考えると、《血染めの月》よりも勝利に直結するPoPの方が有効と考えられますね。参考にさせていただきます!
TOP8:フクナガ ケイスケさん
使用デッキ:グリクシスデルバー

弊大会の運営スタッフかつ三河地方のマーベリックマスター、フクナガさんは今回グリデルを使用!速報を聞いた時はついにアカウントが乗っ取られたかと思いました。顔メタ対策に余念がないな。しかしながら、やはり強者は何を使っても強いんやな…と再認識させられました。ぐぬぬ。
また運営からの刺客として、大会の活性化にご協力よろしくお願いします!
今回は以上となります。
次回は9月15日、エターナルパーティ2019のトライアルと併催になります!
皆様のご参加、お待ちしております!
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